『今回こそやろうよ!!ね!?銀ちゃん!!』 これはまだ、私がたまたま遅刻してしまった日のお話。 私はどうしても今日中にやっておきたい事があり、 こうしてお昼休みに職員室に居る銀ちゃんに頼みに来ているのであった。 「あぁん?んなモンめんどくせーだろ。 やらなくてもいいって。どうせ皆知ってんだから。」 でも、銀ちゃんはあまり乗り気ではないらしく、 私がこんなにも必死にお願いしているというのに全然聞いてくれそうにない。 でも私は絶対に諦めない。 だって、これは本当に重要なことなんだから! 『でも、ここの俺設定(自分勝手な設定)が伝わってなかったら 小説読んでる人が混乱するじゃん!!』 「んなもん、注意書きのところに書いときゃいいんだよ。 わざわざ作中で紹介するほどでもねぇって。」 『駄目だよ!!最近じゃあ注意書きなんてあって無いようなものなんだから!!』 「大丈夫だって。きっとチラッと見てくれてるよ。」 『絶対に見てくれてないってばぁ! アタシだって注意書きなんかすっとばすもん! そんなモン見なくても最初から全てを受け入れる覚悟だもん!!!』 「そんなことお前が言っちゃっていいのか?」 『とにかく!ちゃんとコレを機に紹介しちゃった方がいいって!!』 「そんなもん話数の無駄使いでしかねぇよ。いいから、さっさと教室戻れ。」 私の説得なんか聞く耳持たずな銀ちゃんは、 しっし、と在り来たりな仕草をして私を追い払おうとする。 それでも諦めきれない私は『銀ちゃん!』とさらなる説得を試みようとするが、 それは後ろから聞こえてきたやる気のない声によって阻止された。 「おい、一体何の話だ?」 私と銀ちゃんが声のした方に目線を移すと、 そこには3Zの副担任である阿伏兎先生がいつものように気ダルそうに立っていた。 『阿伏兎先生!聞いて下さいよ銀ちゃんがぁ!』 「俺は悪くねぇって言ってんだろ?お前が考えすぎなんだよ。」 「だから、一体何の話をしてんだって。」 面倒くさそうに尋ねる阿伏兎先生に、私と銀ちゃんは声をそろえて答えた。 「『ウチの3Zのキャラ設定について。』」 「……お前等、今までの会話が無駄だとは考えなかったのか?」キャラ設定は大切です
(ほらぁ!銀ちゃんのせいで一話分ムダになったぁ!!) (何でもかんでも俺にせいにすんじゃねーよ) (とりあえずお前等は本当に馬鹿野郎だな) .。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○ あるよね時々。名前変換のない夢小説ってorz ※誤字、脱字、その他指摘等は拍手かメールにて。 2009/08/17 管理人:かほ