しょうせつ

『もぉすぐクリスマスですね、阿伏兎さん。』
阿「あぁ。」
『……なっ、何か言うことありません?』
阿「あぁ?」
『その……何か、ほら、アレじゃないですか。
  やっぱ団長とか居たら……ふ、雰囲気出ないじゃないですか……。』
阿「な、何照れてんだお前……。」
『あ、アタシ、せ、聖なる夜に女にされるのも、
  いいかなぁーと思ってるんですよ……!
  べっ、別にいかがわしい事じゃないでしょ、本能でしょ。
  それに、あっ、阿伏兎さんなら、アタシ……!!』
阿「顔真っ赤にしてなに訳分かんねーこと言ってんだ、お前は。」
『ほ、ホントに何も言うことないんですか!?もぉすぐクリスマスなんですよ!?』
阿「だからなんだっつーんだよ……。
  ん?あぁ、そーいやぁお前にはまだ言ってなかったっけか。」
『へっ?ななな、何ですかっ!?』

阿「クリスマスイブ前日から一週間、どっかのお姫さんの護衛だとよ。
  団長も云業も一緒だが……それが嫌なのか?」
……は?』
阿「は?って……。お前さっきから任務の話してんじゃなかったのか?」
『に、任務……。…………はぁぁ。』
阿「おい……?」
威「あーあ、阿伏兎が泣かしたー。」
阿「なっ!?」
云「女心が分かっとらんなぁ。」
阿「はぁ!?」
威「あームカつく。何でこんなオッさんがモテるんだよ。
  この俺をさし置いて。殺しちゃおっかなぁ。」
阿「えぇっ!?ちょまっ……!」
威「泣かした罰だよ。」
『へ?あ、アタシ泣いてな……。』
威「メリー苦しめ、阿伏兎。」
阿「ちょまっ団長何か違ッ……ぎゃああああ!!!!

なる夜にも働きます

(ってかマジないわ。元老殺しちゃおっかなぁ……) (こらこら。お前まで物騒なこと考えんじゃねーよ) .。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○ クリスマスイブ記念小説、第七師団編でした☆ ※誤字、脱字、その他指摘等は拍手かメールにて。 2008/12/25 管理人:かほ