『アンタでも泣くの?』 「泣くよ?君が死んだらね。」 空から大粒の雨が降っている。おかしいなぁ、空はこんなにも蒼いのに。 『傘、ささないと死んじゃうよ?』 「このまま君と死ねるならいいや。」 未だ止まない雨が頬を伝う。 『阿伏兎さんが死んだら泣く?』 「泣かない。」 『神楽ちゃんが死んだら?』 「泣かない。」 『星海坊主さんが死んじゃったら?』 「あはは、いい気味だね。」 いつもの笑顔で私に微笑みかける彼は、そっと私の頬に手を添えて、 震える優しい声で『』と名前を呼んだ。 『な、に?』 「俺は君に消えていいなんて言った覚えはないよ?」 『……ごめんね。』 「それに、珍しいものが見れたんだから、もっと喜んだら?」 か弱い声であははと笑ったら、急に咳き込んで吐血してしまった。 眉間に皺を寄せて、無理につくった笑顔がとうとう歪む。 『か、むい……?』 「……何?」 『そんな顔、出来るんだ。』 「もっといろんな顔が出来るよ。見ていきなよ。」 『無理かな、もぅ、旅立っちゃうし。』 「そっか。」 雨は一向に止む気配を見せない。 「?」 『ん?』 「愛してるからね。」 私は最期ににっこりと微笑んだどうかこの愛しい人に明るい未来を
(神威を泣かしてやったよ) (やっぱりは変わってるよ) .。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○ わぁ!銀魂で悲恋って出来るんだ!(失礼) ※誤字、脱字、その他指摘等は拍手かメールにて。 2008/10/14 管理人:かほ