しょうせつ

こんにちは。です。
只今私はある任務を遂行中であります!
これはとても危険が伴う任務で、並大抵の人間には出来ません。
この私ですら、息を殺して千鳥足で……あ、間違えた。
忍び足で慎重にターゲットとの距離を短くしていっているところであります!

「……おい、団長。またが何かしてんぞ。」
「いいんだよ、気づいてない振りしてあげようよ、可愛いし。」
「…………。」

只今ターゲットはお茶をすすりながら前方20m付近に腰を下ろしております。
その隣には阿伏兎さんがいつものように無気力な様子で座っております。
ターゲットまであと10m……。
匍匐前進でターゲットとの距離を縮める隊員であります!!
あと少し……あと少し……そろ〜っと……そろ〜ッと……!!

ガシッ!

『やったぁー!!ミッションコンプリートォ!!』
「……何してるの?。」
『いや、あのね、さっき急に団長のアホ毛とToLoveるのララのしっぽが
 同じ構造だったら面白いなぁって思ってね、後ろから忍び寄って掴んでみました☆』
「それ究極に気持ち悪ぃじゃねーか。」
『へ?何で?』
「お前っ……ララのしっぽはあれ、性感帯なんだぞ?」
『うん、知ってるよ?ってか阿伏兎さんの口からララとか出てきて欲しくなかった。』

「大丈夫だよ。俺不感症だし。」
「『Σ不感症なの!?』」
「冗談だよ。でもソレは性感帯じゃないよ。」
『なぁーんだぁ。つまんねっ。』
「お前、感じた団長なんか見たかったのか……?」
『……ちょっとだけ。』

「なら性感帯くらいいつでも教えてあげるじゃないか。
 今すぐでもいいよ?さっ、阿伏兎、空気を読んで出てってよ。」
『どへぇ!?やだやだ!!!阿伏兎さんココに居て!!!!!』
「うぉ!?」
「ちょっと。阿伏兎じゃなくて俺に抱きついておいでよ。」
『いらないから!!別に性感帯教えてくれなくていいから!!!!
 だから阿伏兎さん絶対にここに居てアタシの傍を離れないでぇぇ!!!!!』
「わ、分かった!分かったから!!ちょっと離れろ団長の目が怖い!!!」


任務報告:ララとは違った構造でした。

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神威のアホ毛、アレむっちゃ気になる。


※誤字、脱字、その他指摘等は拍手かメールにて。

2009/01/22 管理人:かほ